音更町の水道事業のあゆみ

音更町では、昭和39年、十勝川温泉地区に初めて水道(簡易水道)が設置されました。

その頃、それ以外の地域では、まだ鉄管を地中に打ち込み、手押しポンプか電動モーターで地下水をくみ上げる浅井戸が利用されていました。

しかし、当時は高度成長期のまっただ中で、急速な近代化の進展に伴い地下水の水質も悪くなってきていました。

昭和43年、北海道衛生部(当時)の水質試験車「きよみず号」による水質検査では、町内の58件の検査中、47件が飲料不適と判断されました。

このため、町では、住民への安全な飲み水の提供と公衆衛生の向上をめざし、あわせて、火災の際の初期消火に使うことも考え、昭和45年3月、本町市街地の水道(簡易水道)事業に着手し、翌昭和46年度から給水を開始しました。

その後、駒場市街地、柳町団地、緑陽台団地にそれぞれ水道(簡易水道)が順次設置され、給水が行われるようになりました。

一方、帯広市に隣接する木野地区については、昭和39年から帯広市に対して帯広市の上水道給水区域への編入を要望し、昭和42年に帯広市の上水道事業が着手され、昭和45年から給水が開始されました。

その後、昭和40年代後半からは、モータリゼーションの進展に伴って帯広市のベッドタウンの様相を帯び、市街地や住宅団地の拡大とともに人口の増加が進み、加えて、下水道が整備されトイレの水洗化が進んだことにより水の需要量が大きく増加してきました。

そのような中で、町内5カ所の簡易水道の給水施設は、雨の少ない季節になると取水量が低下し、供給能力は限界にきていました。また、町内5カ所に分散している施設は、維持管理や施設の増設、更新などが非効率で経費も多くかかってしまうという問題も生じてきました。

このため、施設の統合化と増加する水需要に対応するため新たな水源を求めることとし、十勝川水系ペンケチン川上流の鹿追町との境に1日最大10,973m3の水利使用許可を得て、昭和52年度から音更町水道第1次拡張事業に着手しました。この事業で昭和60年度までに事業費33億6千6百万円を投じ、取水施設、浄水場、高区・中区・低区の各配水池の築造、それに送・配水管76,636mの布設を完了しました。

また、この間、ますます増加する水需要への対応と恒久的な水源の確保を図るため、本町を含めた1市6町村で水道用水供給事業を行うための「十勝中部広域水道企業団」を発足させ、昭和57年度から施設整備が始まりました。

また、これとほぼ同時期に、帯広市の「基本的な配水計画の見直し」のため、帯広市から給水していた木野地区を、音更町の給水区域に変更したい旨の話があり、音更町としても懸案であった給水区域の一元化が図れることからこれを受け入れることとし、昭和61年4月1日から本町の給水を始めました。また、同時に第2次拡張事業に着手し、一層進む人口の伸びに対応するため、将来予想される不足水量を十勝中部広域水道企業団に求めるとともに、配水池増設及び配水管68,344mの布設に事業費31億3百万円余りを投じ平成15年度に完了しました。

十勝中部広域水道企業団の給水は、平成7年4月から開始され、現在、温泉、下士幌、宝来および木野地区の一部へ給水が行われています。

さらに、平成16年度からは、依然として進む市街地開発や宅地開発に伴う水需要の増加に対応するため、第3次拡張事業に着手し、十勝中部広域水道企業団からの受水量の増量と、新たな水源として深層地下水を追加し、より安全な水をより安定して供給することを目指して事業経営しています。

お問い合わせ先
音更町役場建設水道部上下水道課総務係
電話:0155-42-2111(内線:377)
ファクス:0155-42-2142