健康情報
知っていますか?乳がんのこと
乳がんってどんな病気?
乳がんは、乳腺組織(母乳を作るところ)にできるがんで、発生や増殖には「エストロゲン」と呼ばれる女性ホルモンが深く関わっていることが知られています。乳がんの主な症状は、乳房のしこりです。ほかには、乳房にえくぼやただれができる、左右の乳房の形が非対称になる、乳頭から分泌物が出る、などがあります。
罹患率(病気になる人の割合)は30歳代後半から急増し、60歳代でピークを迎えます。
がんが小さい状態(早期:しこりが2cm以下)で発見できれば、手術になったとしても切除の範囲がわずかで済んで乳房の温存が可能になる場合もあり、完治も期待できます。がんが進行するほど、治療は難しくなり、身体への負担だけではなく、時間やお金の負担も大きくなります。
乳がんについて(外部サイトへリンクします)
音更町でも乳がんは見つかっているの?
平成29年度から令和3年度までの5年間の乳がん検診の結果を見ると、33人に乳がんが見つかっており、人数は年々増えています。また、音更町の乳がん検診の受診率は、例年20%程度であり、国が目標とする検診受診率50%には程遠く、乳がん患者は増えているものの、検診受診率が低いのが音更町の現状です。乳がんになる可能性が高い人は?
- 血縁に乳がんの人がいる
- 初潮が早い(11歳以下)
- 閉経が遅い(55歳以上)
- 初産年齢が高い(30歳以上)
- 出産経験がない
- 授乳経験がない
- 飲酒、閉経後の肥満、運動不足などの生活習慣
「ブレスト・アウェアネス」を知っていますか?
ブレスト・アウェアネスは、「乳房を意識する生活習慣」です。女性が乳房の状態に日頃から関心を持つことにより、乳房の変化を感じたら速やかに医師に相談するという正しい受診行動を身につけましょう。
ブレスト・アウェアネス(乳房を意識する生活習慣)のすすめ(外部サイトへリンクします)
ブレスト・アウェアネスの4つのポイント
自分の乳房の状態を知る
乳房チェック
乳房チェックは、着替えや入浴、シャワーなどの際に「乳房を見て、さわって、感じる」という乳房を自覚することです。しこりを探す「自己検診」とは異なり、気軽に普段の生活に乳房を意識する習慣を取り入れるだけです。普段の自分の乳房を知る(普段から自分の乳房を意識する)ことで、乳房の小さな変化に気付くことができます。
乳房の変化に気を付ける
チェックすべき乳房の変化
- 乳房のしこり
- 乳頭からの分泌物
- 乳頭や乳輪のびらん
- 乳房の皮膚のへこみや引きつれ
- 乳房痛
変化に気づいたらすぐに医師へ相談する
しこりや引きつれなどに気づいたら、すぐに医師に相談しましょう。乳房の変化がすべて乳がんの症状ではありませんが、お気づきになった乳房の変化が乳がんの早期の症状の可能性があります。早めに変化に気づいて医師に相談することで、適切な医療を早い段階で行うことができます。
40歳になったら2年に1回乳がん検診を受ける
マンモグラフィは、乳房専用のX線撮影です。プラスチックの板と撮影台に乳房をはさんでレントゲンを撮ります。乳房を圧迫する時間は10秒程度です。音更町にお住いの40歳以上の女性は、乳がん検診の助成を受けることができます。詳しくは
乳がん検診(内部ページへリンクします)をご覧ください。
(注)検診の結果が「要精密検査(がんの疑いあり)」となった場合は、必ず精密検査を受けましょう。
お問い合わせ
保健福祉部健康推進課健康推進係
080-0104 北海道河東郡音更町新通8丁目5番地
電話:0155-42-2712 内線920
ファクス:0155-42-2713