健康情報
プレコンセプションケアをご存じですか？
プレコンセプションケア（プレコン）とは、将来の妊娠・出産に備えて、若い世代から健康に関する正しい知識や習慣を身に付けることです。女性だけではなく、夫・パートナーとなる男性を含めて取り組むことが重要です。プレコンセプションケアが大切な理由
若い女性のやせや、肥満、喫煙、持病、出産年齢の高齢化などが、不妊やリスクの高い妊娠の可能性を高めるといわれています。プレコンセプションケアを行うことで、妊娠前にリスクを減らし、健やかな妊娠・出産、さらには生まれてくる赤ちゃんの健康につながります。また、妊娠・出産を考えていなくても、プレコンセプションケアで今の自分がさらに健康になり、より豊かな人生の実現にもつながります。プレコンセプションチェックシート
まずは、現在の自分の健康状態について振り返りましょう。
（825.48 KB）（画像をクリックすると拡大します）
（823.81 KB）（画像をクリックすると拡大します）
引用：国立研究開発法人国立成育医療研究センター「プレコン・チェックシート」（外部サイトへリンクします）
気をつけたい生活習慣病・健康管理
適正体重を維持しよう
BMI（体格指数）とは、身長と体重から体格を判定するものです。標準BMIは、18.5以上、25未満となる体重をいいます。
BMIが18.5未満をやせ、25以上を肥満としています。
自分の適正体重を知り、適正体重を維持しましょう。
BMI＝体重（Kg）÷身長（m）÷身長（m）
栄養バランスを整えよう
1日に必要な栄養をとるためには、朝・昼・晩と3回食事をとることが大切です。欠食により、ビタミンやミネラルなどの栄養素が不足します。主食＋主菜＋副菜をそろえることは、さまざまな栄養素を取り込み、生活習慣の予防に役立ちます。パンや飲み物だけなど、簡単に済ませず、バランスの良い食事を心がけましょう。
妊娠を希望する人は、妊活を始める前には、葉酸を積極的にとることが推奨されています。
「気をつけたい！健康管理！【食事管理編】（1012.31 KB）
適度に運動をしましょう
運動は生活習慣病予防だけではなく、ストレス解消や冷えの改善にも有効です。1週間あたりの運動量は150分程が目安とされています。運動する習慣がない人は「毎日今より10分多く動く」を目標に、早歩きやおうちヨガなど、できることからはじめましょう。
禁煙に努め、受動喫煙を避ける
喫煙は、がん・心臓病をはじめたくさんの病気を引き起こします。また、男女とも不妊のリスクが増加し、特に妊娠中の喫煙や受動喫煙は、流産、早産、低出生体重児などのリスクを高めます。今喫煙している女性は妊娠する前に、完全に禁煙しましょう。自分の意志で禁煙が難しければ、禁煙外来の利用をおすすめします。また、受動喫煙も健康に影響を及ぼすので、パートナーや周囲の人も含めて禁煙しましょう。
喫煙による健康被害について、「たばこと健康」（内部ページにリンクします）でも詳しく説明しています。
アルコールは控えめに
妊娠中の飲酒は、流産や死産、胎児性アルコール症候群（目や鼻の奇形、発達の遅れなどが現れる病気）などを引き起こす可能性があります。妊娠を考えた時からアルコールは控え、妊娠中は禁酒をしましょう。生活リズムを整え、ストレスをためない
寝不足や強いストレスは心身にダメージを与えます。質の良い睡眠で心身の疲労を回復させるとともに、自分に合った方法でストレス解消を目指しましょう。地域や職場の健康診断やがん検診は受けていますか？
健康診断は、自分自身の健康状態を把握し、病気の早期発見や予防をするために重要です。「一度受けたから、大丈夫」「とくに症状がないから、大丈夫」「健診結果に問題はなかったから、来年の健康診断は受けなくてもいいかな」と思わず、毎年の健康診断やがん検診を受けましょう。
また、妊娠中は生活リズムの変化やつわりなどの影響で、虫歯や歯周病にかかりやすくなります。妊娠中のお口のトラブルは低出生体重児や早産のリスクを高めるといわれています。早いうちから定期的に歯科検診を受けましょう。
詳しくは下記に記載しています。ご確認ください。
お問い合わせ
保健福祉部健康推進課おやこ保健係
080-0104 北海道河東郡音更町新通8丁目5番地
電話：0155-42-2712 内線915
ファクス：0155-42-2713
