家庭ごみ収集・し尿くみ取りについて
食品ロスの削減について
食品ロスとは
「食品ロス」とは、本来食べられるのにもかかわらず捨てられてしまう食品のことをいいます。日本では、多くの食料を輸入品に頼っていますが、国の推計によると、令和3年度で約523万トンもの「食品ロス」が発生したと推計されています。
これは、国民1人あたりに換算すると、年間約42kg、毎日茶碗1杯分(約114g)の食べ物を捨てていることになります。また、多くの食料が廃棄されている一方で、世界には食べるものがなくて苦しんでいる人も多くいます。
このように、「食品ロス」は世界的にも大きな問題となっており、持続可能な社会の形成を目的とした「SDGs」においても「食品ロス」の削減は大きな問題の一つとして定められています。
「もったいない」を減らすためにも、全員で「食品ロス」削減に取り組む必要があります。
食品廃棄物と食品ロスの違い
ごみとして廃棄される食品のことを食品廃棄物といいます。食品廃棄物には野菜の皮や骨などの食べられない部分(不可食部)と食べれらる部分(可食部)の2つが含まれており、この食べられる部分をごみとして廃棄することを「食品ロス」といいます。消費期限と賞味期限を正しく理解する
消費期限は主にお弁当や生鮮品などの傷みやすい食品に表示されており、未開封の状態で、表示された方法で保存した場合に、「安全に食べられる期限」のことをいいます。この期限が過ぎたら食べない方がよい食品に表示されていますので、一度開封したら期限内に食べきりましょう。賞味期限は主に缶詰やカップ麺、加工食品などの比較的長期保存ができる食品に表示されており、未開封の状態で、表示された方法で保存した場合に、「おいしく食べられる期限」のことをいいます。この期限が過ぎてもすぐに食べられなくはならない食品に表示されていますが、一度開封したら期限に関わらず早く食べきりましょう。
食品ロス削減月間と食品ロス削減の日
令和元年10月1日に施行された「食品ロスの削減の推進に関する法律」により、10月は「食品ロス削減月間」、10月30日は「食品ロス削減の日」と定められました。この期間中は、全国各地で食品ロス削減に関するさまざまなイベントが実施されますので、ぜひ参加していただき、食品ロスを削減するために私たちができることを考え、行動してみましょう。
食品ロス削減のためにできること
すぐ食べる、すぐ飲むものは、てまえどり!
てまえどりとは、スーパーやコンビニなどですぐ食べる、すぐ飲むようなものを購入するときに、商品棚の「てまえ」(賞味期限の短いほう)の商品から積極的に選んで購入する行動のことをいいます。すぐ食べる、すぐ飲むものを手前の商品から取ることで食品廃棄物の減少となり、食品ロス発生量も減らせますので、できることは積極的に取り組みましょう!30(さんまる)・10(いちまる)運動
30(さんまる)・10(いちまる)運動とは、宴会や会食で「最初の30分間と最後の10分間はお料理を楽しむことで食べ残しを減らしましょう」という運動です。宴会時や会食時の食べ残しを減らすために以下について取り組んでみましょう。1.注文の際には適量を注文するようにしましょう。
2.乾杯前に30(さんまる)・10(いちまる)運動を呼びかけましょう。
3.開始30分、終了10分は席を離れず食事を楽しみましょう。
4.食べきれなかった料理は、お店に確認して持ち帰りましょう。
生ごみ3きり運動
3きり運動とは、買った食材を使いきる「使いきり」、食べ残しをしない「食べきり」、ごみを出す前に水をきる「水きり」、これら3つの「きり」を行うことで生ごみを減らしましょうという取り組みのことです。町は、生ごみ3きり運動を推進しています。生ごみの減量化や食品ロス削減のため、以下の取り組みについて皆さんのご理解・ご協力をお願いします。その1「使いきり」 食材を使いきりましょう!
~「使いきり」のポイント ~
1.冷蔵庫内を整理整頓しましょう。2.買い物に行く前に冷蔵庫をチェックしましょう。
3.献立を考えて、使うものだけを買いましょう。
4.食材の購入後は、品質をチェックし、正しく保存しましょう。
5.食材の余りは小分けして、冷蔵・冷凍保存しましょう。
6.余ったおかずもアレンジして使いきりましょう。
その2「食べきり」 作った料理を残さないようにしましょう!
~「食べきり」のポイント ~
1.家族が食べる分量を把握し、作りすぎないようにしましょう。2.食べきれなかったときは、冷蔵・冷凍保存して早めに食べきりましょう。
3.それでも残った場合は、アレンジして新メニューも試してみましょう。
4.外食時は、食べきれる分だけ注文し、残さず食べましょう。
その3「水きり」 生ごみの水をきりましょう!
~「水きり」のポイント ~
1.野菜などの使えない部分は、洗う前に切り落としましょう。2.三角コーナーや水きりネットを活用しましょう。
3.生ごみをごみとして出す前に、「ぎゅっ」とひと絞りしましょう。
4.茶殻、コーヒーかす、果物の皮などは、一晩おいて乾燥させてからごみに出しましょう。
生ごみの堆肥化
町は、町民みんなで推進するゼロカーボン事業として、生ごみの減量化・資源化を推進するために、生ごみ処理機とコンポスターの購入費用の補助を実施しています。この事業を積極的にご活用いただき、食品ロス削減を目指しましょう!詳細は以下のページをご覧ください。町民みんなで推進するゼロカーボン事業補助金のページへ
食品ロスに関する情報
食品ロスについてもっと知りたい方は、以下のホームページをご覧ください。環境省「食品ロスポータルサイト」ホームページ(外部リンク)
消費者庁「めざせ!食品ロス・ゼロ」ホームページ(外部リンク)
農林水産省「食品ロス・食品リサイクル」ホームページ(外部リンク)
北海道「食品ロス」ホームページ(外部リンク)
全国おいしい食べきり運動ネットワーク協議会ホームページ(外部リンク)
お問い合わせ
町民生活部環境生活課
080-0198 北海道河東郡音更町元町2番地
電話:0155-42-2111
ファクス:0155-42-5160