環境
アメリカオニアザミをご存じですか
アメリカオニアザミについて
アメリカオニアザミは、名前に「アメリカ」とありますが、ヨーロッパ原産のキク科アザミ属の多年草で、北アメリカから輸入された穀物や牧草に混入して持ち込まれました。アメリカオニアザミの特徴
茎の高さは0.5メートルから1.5メートル、大きい個体は2メートルにもなり、夏から秋にかけて紅紫色の花を咲かせます。種にはタンポポのような綿毛がついており、風に乗って拡散します。葉や茎にはとても鋭いトゲがあるため、人や動物にケガをさせることがあり、動物もアメリカオニアザミを捕食することはありません。また、アメリカオニアザミは大変繁殖力が強く、その土地にあった植物(在来種)の生育場所を占領し、駆逐してしまう恐れがあり、環境省により生態系被害防止外来種に指定されています。
生態系被害防止外来種とは
外来種とは、もともとその地域にいなかったのに、人間の活動によって他の地域(国内含む)から 入ってきた生物のことです。その中でも特に侵略性が高く、我が国の生態系、生命・身体、農林水産業に被害を及ぼすおそれのある外来種を「生態系被害防止外来種(生態系等に被害を及ぼすおそれのある外来種)」に指定し、取り扱いに注意を促しています。
これらの外来種は、環境省と農林水産省によって、外来生物法に基づく規制の対象となる特定外来生物・未判定外来生物に加えて、同法の規制対象以外の外来種も幅広く選定し、リスト化されています。
生態系被害防止外来種リスト(環境省のページに移動します)
アメリカオニアザミの駆除について
敷地内でアメリカオニアザミを見つけた場合には、大きくなる前に抜き取っていただき、処分していただくよう、ご協力をお願いいたします。駆除のポイント
- 長袖・長ズボンを着用し、厚手のゴム手袋や皮手袋をはめてください。軍手や台所用のゴム手袋では容易に貫通します。また、枯れたものでもトゲは鋭いまま残っているので、決して素手では触らないでください。
- 花が咲き、種をつけて飛散してしまう前に対策することが効果的です。
- 株や根が残っていると再生するため、根っこごと駆除することが理想的です。
- トゲが固くとても鋭いため、手で引き抜くよりもスコップなどで周囲の土ごと掘り返すか、のこぎり鎌などで刈り取りましょう。茎の直径が1センチ前後になる個体もあるため、刈り取りの際はご注意ください。
- 駆除したアメリカオニアザミは通常の庭の手入れと同様「燃やすごみ」として処分できますが、トゲが指定ゴミ袋を突き破り、収集作業員がケガをする恐れがありますので、新聞紙などで包むなどのご対応をお願いします。
- 駆除した個体を放置すると種子が飛散してしまうため、種子を飛散させないようご注意ください。
お問い合わせ
町民生活部環境生活課地域安全係
080-0198 北海道河東郡音更町元町2番地
電話:0155-42-2111 内線565
ファクス:0155-42-5160