上下水道のあゆみ
下水道事業のあゆみ
昭和30年代から40年代の高度成長期、上水道も敷かれ暮らしの水準が上がって生活様態が変わってくると、今度は、生活環境の向上と水質汚濁防止のため下水道を整備する必要が生じてきました。
そこで、昭和49年に公共下水道事業に着手し、昭和52年には十勝川の水質保全を広域的に取り組むことを目的に、帯広市を中心として音更町、芽室町、幕別町で『十勝川流域関連公共下水道』として整備を行うこととし、昭和59年からは十勝川流域下水道浄化センターに送水するための音更木野汚水中継ポンプ場を建設し、昭和62年3月1日から供用を開始しました。その後、市街地の発展に伴い区域を拡大し、現在は、音更と木野の市街化区域全域で事業を行っています。
十勝川温泉地域については、十勝川温泉市街の公衆衛生の向上による十勝川温泉のイメージアップのために、『特定環境保全公共下水道』として46ヘクタールを対象に事業を行い、その後『単独公共下水道』に変更し、十勝川温泉浄化センター(終末処理場)の整備を進め、平成3年3月26日に供用を開始しました。その後、平成13年に増設を行い、処理区域を80ヘクタールまで広げて事業を行っています。
また、駒場市街地については、市街地の生活環境の向上に向けて、『農業集落排水事業』により平成2年に着手し、平成7年3月から供用開始しました。その後、事業計画を見直し、平成28年11月に公共下水道事業へ統合いたしました。
こうして、音更・木野市街地、十勝川温泉および駒場市街地については生活排水の適正な処理が着々と行われてきた一方で、これ以外の農村地域などは、依然として溜めますや浸透ますによる処理が行われていました。そこで、農村部においても、公共用水域の水質悪化を防ぐとともに生活環境と公衆衛生の向上のため必要があったことから、平成12年度から町の単独事業として『個別排水処理施設整備事業』を進め、現在も合併処理浄化槽の設置を行っています。
公共下水道事業
音更町の公共下水道事業は、汚水は音更・木野地区(十勝川処理区)と温泉地区(十勝川温泉処理区)の2地区(処理区)に分けて処理しています。音更・木野地区からの汚水は、「音更木野汚水中継ポンプ場」という施設に集められ、帯広市にある十勝川流域下水道浄化センターへ送水し処理しています。また温泉地区の汚水は、「十勝川温泉浄化センター」へ集められ処理しています。
雨水は雨水管を経由して、そのまま川へ放流しています。
概要(令和4年3月31日現在)
十勝川処理区 | 十勝川温泉処理区 | |
事業認可年度(当初) | 昭和49年度 | 昭和54年度 |
認可区域面積 | 1157.7ヘクタール | 80ヘクタール |
計画人口 | 38,500人 | 定住170人 宿泊客 2,800人(温泉) 400人(道立公園) 日帰客 11,320人(温泉) 3,970人(道立公園) |
計画汚水量(日最大) | 14,660m3/日 | 1,390m3/日 |
計画管渠延長 | 468,000メートル | 18,170メートル |
事業費予定額 | 22,797百万円 | 3,775百万円 |
令和3年度末投資額 | 21,569百万円 | 3,342百万円 |
供用開始年月日 | 昭和62年3月1日 | 平成3年3月26日 |
全体計画区域面積 | 1,461.5ヘクタール | 100ヘクタール |
個別排水処理施設設備事業
個別排水処理施設整備事業とは、公共下水道事業のように、道路などの地下に下水道管を設置して処理場に汚水を集め処理するというものでなく、使用者宅に合併処理浄化槽を設置し、ここで汚水を処理し排除するものです。
概要(令和4年3月31日現在)
事業期間 | 令和2年度から令和11年度 |
事業対象区域 | 公共下水道事業の排水区域および独立行政法人家畜改良センター十勝牧場の区域を除く町内全域 |
お問い合わせ
上下水道部上下水道課下水道係
080-0198 北海道河東郡音更町元町2番地
電話:0155-42-2111 内線382
ファクス:0155-42-2142