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経営戦略

水道事業経営戦略

水道事業は、ライフラインである水道施設を管理する重要な役割を担っています。しかし、人口減少などに伴う料金収入の減少、管路・施設などの老朽化による更新事業費の増加など、経営環境は厳しさを増しています。

こうした状況の中、将来にわたって安定的に事業を継続していくために、中長期的な視点から現状などを踏まえたうえで、平成31年3月に「音更町水道事業経営戦略」を策定しました。
策定から数年が経過し、この間に社会経済情勢は大きく変化し、人口減少に伴う料金収入の更なる減少や、物価上昇に伴う維持管理費などの増加、水道施設などの老朽化・耐震化に伴う更新事業費の増加など、経営環境は一段と厳しさを増していることから、令和7年3月に経営戦略の見直しをしました。
おおむね10年間を見通した水道事業の経営を展望し、事業面(施設整備見通し、事業費など)、管理運営面(維持管理、収入確保など)における取り組みの方向性や財政面での見通しを明らかにするものです。

経営戦略

音更町水道事業経営戦略(6.95 MB)
音更町水道事業経営戦略(概要版)(4.36 MB)

計画期間

令和7年度から令和16年度までの10年間
(注)計画の見直しはおおむね5年毎に行います。

基本方針

安全で良質な水道水の提供

安全な水道水の供給のため「音更町水安全計画」に沿って水道施設運営を行い、計画的な水質管理を行います。

安定的な生活用水の確保

地震時や大雨災害などに備えるため、河川からの表流水の取水と深井戸を水源とする音更町浄水場のほか、十勝中部広域水道企業団からの受水により二系統の水源を引き続き確保します。施設や基幹管路の耐震化についても、引き続き実施していきます。

運営基盤の強化

生活の基盤となる水道施設の更新事業については、アセットマネジメントに基づいた更新計画により計画的に実施し、持続可能な事業運営を行います。また、事業の実施にあたっては、国庫補助金など、国からの支援を可能な限り受けることで財源の確保に努め、運営基盤の強化を図ります。

今後の経営改善に向けた取組

旧戦略(平成31年3月)において、計画期間(令和元年度から令和10年度まで)の10年間は、当期純利益が見込めたため、水道料金は10年間据え置く計画でした。
新戦略において、計画期間(令和7年度から令和16年度まで)の10年間は、現行の料金水準では、令和7年度からの5年間は当期純利益(黒字経営)になりますが、令和12年度から当期純損失が発生する見込みです。
しかし、流動比率200%を超え、計画期間を通じて現金残高は一定程度あり、債務超過(負債が資産を上回ること)の懸念もなく、直ちに経営が悪化するものではありません。
そのため、経営戦略の次期見直し(令和11年度頃)時には、経営全体のバランスを見て、国の制度改正も考慮しつつ、将来的に持続可能な企業経営に向けた適正な料金のあり方などの検討が必要であると見込まれます。

お問い合わせ

上下水道部上下水道課総務係
080-0198  北海道河東郡音更町元町2番地
電話:0155-42-2111 内線377
ファクス:0155-42-2142

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