経営戦略
水道事業経営戦略
水道事業は、ライフラインである水道施設を管理する重要な役割を担っています。しかし、人口減少などに伴う料金収入の減少、管路・施設などの老朽化による更新事業費の増加など、経営環境は厳しさを増しています。こうした状況の中、将来にわたって安定的に事業を継続していくために、中長期的な視点から現状などを踏まえたうえで、「音更町水道事業経営戦略」を策定しました。
おおむね10年間を見通した水道事業の経営を展望し、事業面(施設整備見通し、事業費など)、管理運営面(維持管理、収入確保など)における取り組みの方向性や財政面での見通しを明らかにするものです。
経営戦略
音更町水道事業経営戦略(1.48 MB)音更町水道事業経営戦略(概要版)(914.21 KB)
(注)2019年5月1日から元号が「平成」から「令和」に改められましたが、上記の経営戦略は平成31年3月に策定したものであるため、「令和」の表示はございません。あらかじめご了承ください。
計画期間
平成31(令和元)年度から令和10年度までの10年間(注)計画の見直しはおおむね5年毎に行います。
基本方針
安全で良質な水道水の提供
安全な水道水の供給のため音更町水安全計画に沿って水道施設運営を行い、計画的な水質管理を行います。安定的な生活用水の確保
地震時や大雨災害などに備えるため、河川からの取水と深井戸を水源とする音更町浄水場のほか、十勝中部広域水道企業団からの受水により二系統の水源を引続き確保します。また、施設や基幹管路の耐震化についても、引き続き実施していきます。運営基盤の強化
生活の基盤となる水道施設の更新事業については、アセットマネジメントに基づいた更新計画により計画的に実施し、持続可能な事業運営を行います。また、事業の実施にあたっては、国庫補助金など、国からの支援を可能な限り得られるようにし、財源の確保に努めます。ポイント
- 企業債残高は、令和3年から実施する基幹管路の耐震化工事により、平成29年と比較して1億8,100万円増の45億2,000万円となる見込みです。
- 当年度純利益は、計画期間内において減価償却費などの増加で現状より減少しますが、3,500万円以上は確保でき、健全な経営が維持できる見込みです。
- 計画期間内は、企業債残高は増加するものの、安定した経営が見込めるため、直ちに料金改定を行わなければならない状況ではありません。
- 中長期的には昭和50年代に布設した多くの水道管が更新時期を迎えるため、更新事業費が大幅に増加します。このまま料金改定を行わず、事業費の増加分を企業債の借入で賄い続けた場合、経営が悪化することが見込まれるため、将来的には料金体系の見直しも必要と考えます。
お問い合わせ
上下水道部上下水道課総務係
080-0198 北海道河東郡音更町元町2番地
電話:0155-42-2111 内線377
ファクス:0155-42-2142