税金
「税についての作文」表彰と入賞作品
令和7年12月4日(木曜日)、中学生を対象にした令和7年度の「税についての作文」(全国納税貯蓄組合連合会および国税庁主催)で、音更町長賞に選ばれた音更町立駒場中学校の生徒2人の表彰式が、同校で行われました。今年度の入賞作品を、以下に掲載します。なお、掲載にあたっては、本人および保護者の同意を得ています。
(注)掲載作品の内容については、表記等を含め、原文を尊重しそのまま転記し掲載しています。
音更町長賞
音更町立駒場中学校 3年 山田 琳香 さん
身近な税で考える未来
最近、ニュースや選挙演説で「103万円の壁を撤廃する」「減税します」という言葉をよく耳にするようになった。私はその言葉を耳にするたびに「どうして政治家はそういう事を言うのだろう」と疑問に思っていた。それは、ただ人気や票を集めるための言葉なのか、それとも本当に社会に必要なことなのか。私は、身近な生活にある税金と重ね合わせて考えてみたいと思った。
私にとって一番身近なのは、普段お買い物をするときに必ず支払っている消費税である。何かを買うと数円から数百円の消費税が加わる。それは小さな金額に見えるが、全ての人が毎日のように支払っているため、国にとっては大きな収入になる。だからこそ、選挙のときに「消費税を下げます」と言えば多くの人が注目するのだろう。もし税率が下がれば、人々の暮らしは楽になるが、その分教育や福祉に使えるお金が減ってしまうのだろう。
もう一つよく耳にするのが「103万円の壁」である。アルバイトやパートなどで年収が103万円を超えると税や社会保険の負担が増えてしまう。そのため、その金額を超えないように働き方を調整する人が多いという。これは、学生である私にとっても将来身近になる話であり、税や制度が人々の生活や働き方に直結していることを実感させられる。また、毎日手にする教科書や通学路など、普段は当たり前のように思っているものも税によって支えられている。そのことを考えると、多くの人の負担のおかげで自分の学びや生活が成り立っているのだと実感し、ありがたさを感じた。さらに、病院で安心して治療を受けられるのも、福祉制度が整っているのも税のおかげだと思うと、税は「取られてしまうもの」ではなく「みんなで出し合って社会を支えるもの」だということを改めて実感した。
しかし、日本では少子高齢化が進み、税を納める人は減っていく一方で医療や年金にはより多くのお金が必要になる。確かに、税金を下げれば生活は楽になるだろう。けれど、その分をどこで補うのかを考えなければ、社会全体を支える力は不足してしまう。だからこそ「減税します」という言葉だけに安心するのではなく、その分をどう補っていくのかも考えていかなければならないと思う。
税は難しく、時には負担に思えることもあると思う。しかし、それは私達の暮らしを支える基盤で、社会を動かす大切な力でもある。将来、私も働いて税を納める立場になる。その時にただ納めるだけでなく、税の使い道に関心を持ち、自分なりの考えを持ち続けたい。
選挙演説で「減税します」と聞くと、つい「それなら楽になる」と思ってしまう。でも本当に大事なのは、その先の社会をどう支えるかを一緒に考えることだ。税金は負担ではなく、支え合いの証である。私はこれからもその意味を忘れずに、自分の将来と社会のあり方を考え続けていきたい。
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音更町立駒場中学校 3年 柴田 翔平 さん
支えられている私たちの生活
先日、私は買い物をしたときに一つのことに気づきました。それは、レシートに記入されている「消費税」という文字です。お菓子を買っただけなのに、代金に10パーセントほど上乗せされていて、「なぜこんなに高いのだろう」「このお金はどこに行くのだろう」と疑問に思いました。
調べてみると、税とは国に納めるお金のことで、国によって種類や負担の割合が異なることがわかりました。そして、そのお金はただ国に集められるだけでなく、国民の生活のために使われています。例えば、私たちが毎日通う学校の校舎の建設費や、授業で使う教科書、教室のエアコンや体育館の照明なども税でまかなわれています。他にも道路や公園の整備、病院や消防、警察など、私たちが安心して暮らすために必要な多くのものが税によって支えられています。私はそこで初めて、自分の生活が税のおかげで成り立っていると気づきました。
では、もし税がなくなったらどうなるのでしょうか。道路が壊れても直せず、学校に通えなくなるかもしれません。病院にかかる費用もとても高くなり、安心して治療を受けられなくなるでしょう。警察や消防の活動もできなくなり、私たちの安全も守れなくなります。つまり、税がなくなると「当たり前」だと思っていた暮らしが一気に崩れてしまうのです。
このことから私は、税は「取られるお金」ではなく、「みんなで出し合って社会を支え合う仕組み」なのだと思うようになりました。確かに払う側にとっては負担になりますが、その分、安心して暮らせる社会をつくるために欠かせないものだと感じました。税は未来への投資のような存在だと、考えると、その大切さがよくわかります。
これから私は買い物をするとき、レシートに書かれた消費税の文字を見るたびに、このお金が社会を支えていることを思い出したいです。そして、将来は税をきちんと納め、社会を支える一員になれるような大人になりたいと思います。税は私たちの暮らしに欠かせないものであり、そのありがたさを忘れずに生活していきたいです。
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