選挙
政治家などの寄附の禁止について
「三ない運動」をご存知ですか
政治家の寄附は禁止(贈らない)! 政治家の寄附を求めない! 受け取らない!
年末年始はお歳暮やお年賀など、贈り物をする機会が多くなります。しかし、政治家(候補者、立候補予定者、現に公職にある者)が選挙区内の人にお金や物を贈ることはもちろん、有権者が政治家に寄附や贈り物を求めることも公職選挙法により禁止されています。
一人ひとりが寄附禁止のルールを守って、明るい選挙を実現しましょう。
次の行為が禁止されています
平時より禁止されるもの
政治家の寄附の禁止
政治家が選挙区内にある者に対して寄附をすることは、その時期や名義のいかんに関わらず、罰則をもって禁止されています。また、政治家以外の者が政治家の名義の寄附をすることも罰則をもって禁止されています。【政治家の寄附禁止の対象例】
- お歳暮・お年賀など
- 落成式・開店祝などの祝花、葬儀の供花、病気見舞いなど
- お祭りへの寄附・差し入れ、町内会の集会・旅行などの催物への寸志・飲食物の差し入れ
- 結婚祝、香典、卒業祝、入学祝など
(注)結婚祝および香典は、政治家本人が結婚披露宴、葬儀などに自ら出席してその場で行う場合には、罰則が適用されない場合があります。
政治家に対する寄附の勧誘・要求の禁止
政治家に対して寄附をするよう勧誘や要求をすることも禁止されています。政治家を威迫して、あるいは政治家の当選または被選挙権を失わせる目的で勧誘や要求をすると処罰されます。政治家名義の寄附を求めることも禁止されており、威迫して求めると処罰されます。
政治家の関係団体の寄附の禁止
政治家が役職員や構成員である団体や会社が、選挙区内にある者に対して、政治家の氏名を表示したり、氏名が類推されるような方法で寄附をすることは禁止されており、選挙に関して寄附をすると処罰されます。
政治家の後援団体の寄附の禁止
政治家の後援団体(いわゆる後援会)が、選挙区内にある者に対して、後援団体の設立目的により行われる行事や事業に関する寄附以外の寄附をすると、その時期や名義のいかんに関わらず処罰されます。
選挙に関して行うことが禁止されるもの
政治家の氏名などを冠した団体の寄附の禁止
政治家の氏名が表示されたり、氏名が類推されるような名称が表示されている団体が、選挙に関し、選挙区内にある者に対して寄附をすることは、名義のいかんに関わらず、罰則をもって禁止されています。
請負等の契約の当事者の寄附の禁止
国、地方公共団体と請負その他特別の利益を伴う契約の当事者がそれぞれの選挙に関して寄附をすることや、これらの者からそれぞれの選挙に関して寄附を受けることは、罰則をもって禁止されています。
時候の挨拶などにも制限があります
政治家が選挙区内にある者に対して、答礼のための自筆によるものを除き、年賀状、寒中見舞状などのあいさつ状(電報なども含む)を出すことは禁止されています。また、政治家や政治家の後援団体(いわゆる後援会)が、選挙区内にある者に対して、主として挨拶を目的とする有料の広告を新聞、雑誌、テレビ、ラジオ、インターネットなどに出すと処罰されます。
総務省広報誌(2023年12月号)(911.54 KB)
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